警備保障会社イコール・・・

「○○○してますか？」
してる訳ないじゃん！そんなもん！

「大切なものを盗られたら困りますよね。」と言う。
・・・あなたのいう大切なものって何よ？
「コンピューターのデータとかお金、その他財産いろいろあるでしょう」
・・・そりゃありますけど
「もしもの時はわれわれが駆けつけて被害を最小限にできます」
・・・被害を最小限って、結局盗られるんかい

言い方変えます。
「いろいろトラブルがあったら大変や～」
・・・いろいろトラブルって？
「いちゃもんつけられたりすることもあるやろ」
・・・そりゃ商売ですから
「そんな時はわしらが守ってやるから安心して商売できるやん」
・・・

「もしも・・・」の話ですが・・・なんだか発想が似てません？
そういった商売がそのほかいろいろあります。
現実に起こるかどうかわからないことに使うお金って多少なりあるんです。

現在の通り魔についても商売として考えるとこうなるんです。
「いつどこでこのような事件にあってもおかしくない時代になりました」
・・・本当だねぇ～
「幸い日本は確率的にはまだ治安がいいほうだと思いますので保険料はたったの○○○円」
・・・

今後、介護が必要な人がますます増えてくるのは目に見えます。
「今の現在、介護が必要な人がいても施設に入れない人が多くなってくるでしょう」
・・・人材不足とか言ってますからねぇ
「そうなったら自分でやらなくてはいけなくなりますよ」
・・・そうなればそうするしかないよ
「そうですねぇ～家族の誰かが仕事を辞めて介護に専念していただくこともあるかも知れません」
・・・確かに
「介護される方の保険はあるんですが介護するほうの保険ってのがない」
・・・大変だとは聞いているんですけどねぇ
「そうなると大変ですよ～そのために今からでもあなたの入院保険をそれなりに入っておかないと・・・」
・・・

昔、ジョン・ケネス・ガリブレイスの著書に「不確実性の時代」って本があった。
内容は忘れてしまったが、氏の出す著書には一貫して現在の資本主義社会の矛盾点に言及していた。
※経歴としてインドのニューデリー政策に尽力、ジョン・Ｆ・ケネディ、ジョンソン大統領のアドバイザー
本当の価値を物質的満足から精神的満足への転換するべき時代に来ていることを助言していた。

企業の戦略に踊らされて、物の価値感が本当に必要あるものと無いものの区別ができなくなってきている。
メディアの流す情報が多種多様にわたるようになって、人間として本当に必要なものが判断できなくなったのだろうか。
今の時代の不安感はこうした人間として必要なことを見失い、物質的満足に走った結果だと思わずにはいられない。

なんて大層なこと書いてますが・・・自分自身にも思い当たる点が多いもので戒めの意味で書いております。