「おくりびと」に思う [映画]
いやぁ~映画っていいものですねぇ
皆さんは「おくりびと」観ましたか?
「おくりびと」で描かれているのは納棺師という職業
実際には納棺師と言われる職業ができたのはそんなに古い話ではないんですねぇ
映画で小林大悟(本木雅弘)とNKエージェンシー事務員の上村 百合子(余貴美子)の会話でもあったように納棺師というのは超隙間産業となるようです
そもそもこうした職業ができた理由としていろいろあるが、昔に比べて高齢化社会になり自宅よりも、病院や老人ホームなどでお亡くなりになる方が多くなったことが要因の一つでもあるのでしょう
現実に田舎では納棺師のようなことを家族の長(喪主)がやるのを見てたことがあります
故人の周りを、家族・親戚の方がロウソクを一本、火を点けて持ち、その灯りの中で喪主が故人の身体を拭き、そして着替えを行うのです
その時は一種独特の雰囲気があったことを覚えています
手や足がガクガク震えが止まらず、視点も定まらず、故人を見ることができず、喪主の動きを目の前に持ってきたローソクの火越しに追っているだけで精一杯だけでした
今ではそうしたことも無くなり、すべては葬儀屋さんに一任されてしまったのでしょう
とにかく、その時の様子は今でも覚えていますねぇ
ただ、身体を拭き終わったあと、どうなったのかは情けないことにまったく記憶にはありません
この映画ですごく印象に残ったのは、小林大悟(本木雅弘)と平田(笹野高史)の会話
鮭の川登りをずっと見つめている小林
そこへ通りかかった平田
川上から死んだ鮭が流れされてくる
小林「切ないですね。死ぬためのぼるなんて・・・どうせ死ぬならあんな苦労しなくても・・・」
平野「帰りてえんでしょうのう。生まれ故郷に・・・」
>> ブログ「八ヶ岳の青い月2」 青海川の鮭の川登り
「人は帰るために旅をする」と言う言葉を昔聞いたことがある
未だにその答えはまだでないまま
きっと死ぬとわかったときに答えがでるんでしょう
>> おくりびと
タグ:おくりびと
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まだ観てないですぅ
納棺師という職業につこうと思う人は凄いわぁ
テレビで女性の納棺師が出てたけど・・・
家族の反対があったって・・・
いろいろ映画のようにはいかないでしょうに・・
by ちー (2009-04-09 20:28)
ちーさんへ
納棺師は難しいでしょうねぇ
やはり反対されると思いますよ
自分もこれはできないと思ったよ
by saimon (2009-04-14 12:00)
ご無沙汰しております。
未だ観てないのですが、「お仕事だから」と
割り切ってできる仕事ではないですよね。
影で支えてくださる方がいて、安心して
故人を送ることができる・・・感謝です。
by なみへい (2009-04-15 13:19)
なみへいさんへ
なかなか納棺師ですとは言えそうもない仕事ですね
映画観てて泣けましたよ
オススメです
by saimon (2009-04-15 14:13)